大工1年目
投稿日:2023年01月30日
こんにちは!マドモコ大工の井尻です。
昨年1月10日から自社大工という形で大工に携わらせて頂き、先日でちょうど1年が経ちました。
すぐ辞めてしまうのではないかと思われていた方もいらっしゃるかもしれませんが、やると決めたら最後までやる男です(笑)。そうもいいながら本当に続けるか続けないか分からない状態で投資をしてくださった会社と落合さん、大工をしたいと前から相談に乗って実現までしてくれた梅澤さん、梅澤さんのご紹介で指導を引き受けてくださった親方、応援してくれている方々、いろいろな方に支えられて、自分だけではどうにもならなかったことが1年間を無事終えることができました。感謝しかありません。本当にありがとうございました。言葉だけではなく少しでも早く任されるくらいに仕事ができるようになって、少しずつでも恩返しをしてきたいと思います。
また、この1年間、親方に丁寧かつ厳しくご指導頂きましたが、教えて頂いたことを教えて頂いたとおりに、ただがむしゃらに頑張る1年間だったのに対して、2年目の目標は、
・簡単なミスでやりなおすことが多いので、丁寧かつスピードをあげていけるようにする。(細かい寸法まで求められる内容とそうでない内容を判断する)
・ある程度の流れは把握できたので、次に行う作業を予測、考えながら作業を進める。(自分では大丈夫だろうと思う内容でも都度確認は行う)
・まだ行ったことがない工事を教えて頂くときは、まずやり方を自分で考え、自分ならこうやると検討してから工事にとりかかるようにする。
・設計者の意図を考えらながら工事を行うように心がけて、ここはよかった、ここはこうしたほうがよかったのでないかなど共有できるようにする。
です!まだまだ未熟で覚えることも山のようにありますが、初心を忘れずに、今年も頑張っていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします!
次の現場は2月の初旬に愛川町にてA様邸の上棟を予定しております。年内1棟目の上棟ですが、安全第一で無事上棟することを祈っております。
それではまた!
マドリヤ木工部の特徴と強み②
投稿日:2023年01月24日
マドリヤでは「自社で許容応力度計算を行い耐震等級3の性能を確保する」事を標準としています。
木造住宅の構造の検討方法は
「仕様規定」
「住宅性能評価基準」
「許容応力度計算」
と大きく3つに分かれます。
私が住宅の設計に携わり始めた22年前は阪神淡路大震災の教訓を踏まえ建築基準法の新たな耐震基準が施行された直後でした。
今現在の既存住宅の耐震調査においても「平成12年度基準」後に建てられた住宅か否か、と言われるくらいの大改訂で、当時頑張って勉強をしたのを覚えています。
これが通称「仕様規定」呼ばれる基準で今日の木造住宅が満たすべき最低限の性能となっています。
また同時期に制定された品確法に基づく「住宅性能表示制度」によって、たぶんみなさんも良く耳にされている「耐震等級」という評価基準ができました。
この基準では仕様規定以上の耐力壁量やバランスの良さが必要になり、加えて床面や屋根面などの水平面の強さを床倍率という指標で評価を行い耐力壁の力がしっかり働く建物になるように設計する事が求められます。
現在では少しづつ性能表示基準以上で設計されている住宅が増え、耐震性の高い建物が確実に多くなっているように思います。
しかし2016年に起きた熊本地震では前震と本震が2回立て続けに発生した事により、本来震度7で倒壊しないとされる基準の耐震等級1や2の住宅が倒壊し耐震等級3の住宅だけが残るという今までの耐震基準に対する認識が大きく変わる出来事が起こりました。
マドリヤがなぜ許容応力度計算にこだわるのか、それは同じ耐震等級でも住宅性能表示基準にくらべ「許容応力度計算」による設計の方が大きく性能が上回るからです。
熊本地震後の調査検証においてもその事実が確認され、モデルプランで解析ソフトによるシュミレーションを行ったところ熊本地震と同等の地震波では許容応力度計算による耐震等級3以外の建物は倒壊するという結果が明らかになっています。
構造の断面寸法などををスパン表というリストから選び詳細の計算を省略することが出来る性能表示に対し、許容応力度計算では建物の各部の荷重を考慮し基礎や柱・梁の1本にまで加わる力を計算して必要な断面や接合部の耐力を求めます。
詳細の計算を行う事は手間も時間もかかりますが、性能基準では数百年に1度と想定していた震度6以上の地震がもっと短い頻度で発生している今、より高い基準で設計する事が必要と考えているのです。
また構造計算を自社で行っている理由について、
構造の知識があれば、「許容応力度計算による耐震等級3」を成立させる事は容易(実際には大変ですが)です。
しかし構造事務所さんが計算を行う場合でも実際の木造住宅の施工に精通していない方が担当をされるケースも中にはあり、
計算が成立していても施工上支障のある構造の組み方や意匠が犠牲になってしまっている事も過去にありました。
構造の知識をもった設計者が計算を行う事で、「意匠」「性能」「施工」全てを網羅して検討する事が出来ると共に、より良い間取りと空間の実現がが可能になると考えています。
部分的に高強度の構造体にて補強する箇所が計算上ある場合には、建物の長期的な負担を減らすため耐力壁の位置を変更し家全体でバランス良く外力に対応できるように調整します。
またバランスよく計画すれば過剰な部材を減らしコストコントロールにもつながるのです。
さてマドリヤ木工部の強みについて、次回は断熱性能基準と施工体制についてお話をしたいと思います。
アイス
ラーメン二郎
投稿日:2022年12月08日
こんにちは、長澤です。
10月9日に製図試験が終わりました。
勉強の1年はあっという間で、忙しかったのですがとても充実していました。
試験が終わっても勉強のルーティンは続けようと意識の高い考えをしていたのですが、気が付いたら休日はミニ四駆ばかりです。(笑)
12月26日に合格発表があるので、ドキドキしています。
休日を満喫する生活に戻った長澤ですが、ミニ四駆以外にもラーメンがとても好きです。
こないだの休日にはラーメン二郎の三田本店に行ってきました。
初めての本店で少し緊張していたのですが、到着すると長蛇の列にびっくり、、
結果2時間も並ぶことになり、席に着くころにはお腹ペコペコの限界値に達してました。
とはいっても平均の胃袋の持ち主なので通常のトッピングで注文。
閉店間近だったせいか、スープが乳化していてとても食べやすく、美味しかったです。
この日は生みの親の総帥も厨房に立っており、ご尊顔を拝することもできました。
次は近くの相模大野店に行きたいと思ってる今日この頃です。
以上、長澤の休日でした。
マドモコ14棟目の社内見学会
投稿日:2022年11月21日
こんにちは、榎本です。
19日(土)20日(日)、川崎市で行われた【囲い庭の家】完成見学会にご来場いただいたお客様、ありがとうございました。
早いもので、マドリヤ木工部設立から2年半、14棟目の物件です。手探りで始めたマドモコも、監督の梅澤を筆頭にどんどんたくましくなっております。多くの業者様にもご協力いただき、本当に感謝しております。
私はなかなか完成物件を見に行く機会がないのですが、きほんのきのいえチームが見学に行くという事で便乗して見に行ってきましたので少しご紹介したいと思います。
外観はジョリパッドの塗り壁でした。最近ガルバリウムが多かったので新鮮!落ち着いた色合いで住宅街にスッと馴染んでいます。
ダイニングとキッチンです。床は杉、壁は洋風漆喰でフラットに仕上がっていました。この広い面積をコテで仕上げたのかと思うと職人さんてすごいな~とつくづく思いました。
余談ですがマドリヤの左官女子、井上(@inoue.madria インスタグラム更新中)も頑張っていますので応援よろしくお願いします(^_^)/
キッチン奥には広い洗面所&ランドリースペース、お風呂がありました。ここで洗う→干す→たたむ→しまう→使うが完結する理想的なランドリールーム。憧れですよね(^^♪
リビング上部の吹抜け。あえて1800に抑えた掃き出しサッシの奥にお庭が広がります。まだ工事中でしたが、通りからは見えないプライベートな囲い庭になる予定です。これもまた素敵。。
そして一番いいな~と思ったのはこの階段下の空間です。吹抜けと並ぶと天井が低く感じますが、ここはテレビとソファを置いてくつろぐ空間で、多分一度座ってしまったら動きたくなくなる落ち着きスペースです。
座ってみました(笑)こもり感があって良い~そして本当に杉はあったかいです。
2階には3帖のWICがありました。廊下に面して2ヶ所の出入り口があるのでとても使いやすそうだな~と思いました。
最後に、こちらは「携帯で上手に写真を撮る」コツを教えてもらい実践している所です。みんな真剣です(笑)良い家は良い写真でお伝えしたいですから(^^ゞ
難しい事は分かりませんが、マドリヤの家は主婦目線で「暮らしやすそう」とか「落ち着く」とか「この窓考えられてるな」と思う事ばかりです。
自宅が建売なので、これは適当に配置されている窓だな・・・と残念ながら気付けるようになりました(*_*)
またタイミングが合えば他の物件も見に行きたいと思います♪
K様、完成見学会へのご協力、誠にありがとうございました!
家づくり始めました!⑦
投稿日:2022年11月15日
こんにちは、山田です!
週末家族と出かけると、イルミネーションが始まっていました。イルミネーションを見ると、いよいよ今年もあとわずかで終わるんだなぁと実感させられますね(笑)
そんな中、家づくりも仕上げ工程に入っています。
リビングの仕上げは、塗り壁にしました。マドリヤでは作りたい空間の特徴に応じて塗り壁の種類のご提案をしております。
その中から、今回選んだものはローラー塗りの凹凸のない塗り壁です。吹抜け廻りから階段を鉄骨手摺にしたり、キッチン天板をステンレスバイブレーション仕上げにしている為、空間をよりシャープな印象で纏めたく、こちらの商品を選定しました。
ダイニングからリビング
リビングからダイニング
1階ホールからダイニング
何で仕上げるかによって空間の印象は大きく変わります。間取りによって、選んだ設備・建材によって壁・天井の仕上げまで選定することで調和のとれた空間になるのかが変わってきます。
余談ですが、「家づくり、始めました!④」でも書いた造作キッチンが据え付けられました!引出収納の手掛けと、食洗器の上部を同じデザインで通すように、詳細な打ち合わせを行い、スッキリとした納まりに仕上がりました!
副産物とし、ステンレス天板の浮遊感が強調され、よりシャープな印象に
今年中の完成を目指しており、来年1月には完成見学会ができると思います!(3~4か月は見れるようにする予定です。)
完成した際には、是非皆さまに実際見て、体感していただけると嬉しいです!